あなたは大丈夫?負け組投資家の3つの共通点

損をする投資家には、いくつかの傾向があります。
そのなかでも代表的な例をご紹介しましょう。

負けの法則(1)利益が出たらすぐに売ってしまう

負けの法則(1)利益が出たらすぐに売ってしまう

損をするパターンで多いのは、「儲けはいつも少し、損は大きくいつまでも」という状態に持ち込んでしまうこと。利が乗った時点であわてて売ってしまい、「利益確定だから」とすましていたら、その後に大きく上がって悔しい思いをした経験は誰でもあると思います。

上がるタイミングはまだしも、どこまで高値になるのかを予測するのはなかなか難しいものです。「高値は相場が決める」もの。3ヶ月後や半年後の株価を予測するのはナンセンスで、天井は後からでないと分かりません。では、どのタイミングで売買をすればいいのでしょうか。

目先の値動きに影響されずトレンドを読む

トレンド(相場の波)が、「上昇」にあるのか「下降」にあるのか「もみ合い」なのかは、チャートソフト「増田足」を見れば一目瞭然です。上昇トレンドが続いている間は、下降トレンドへの転換を迎えるまで波に乗っていることが、儲けを大きくふくらませる秘訣です。トレンドの転換を見極め、売りのタイミングを決めてしまいましょう。明確な判断基準を持っていれば迷いはなくなります。

早く安心したいからと利益が乗った時点ですぐに売ってしまうのではなく、迷わないための基準を持ってじっくりとこらえ、勝ちを大きくする意識を持ちましょう。負けるときがあったとしても、1回1回の勝ちを大きくすることでトータルで利益が出てきます。

負けの法則(2)いつも同じ資金投下を繰り返している

負けの法則(2)いつも同じ資金投下を繰り返している

株式投資は、毎日・毎月安定して儲けられるものではありません。儲かる時期や我慢の時期があり、そのタイミングを見極めることが非常に大切です。自分なりの売買ルールを持って守り続けることは非常に大切だとお伝えしていますが、毎月同じ金額、常に全資金投入といった使い方をすればいいということではありません。

いつもと同じ資金投入しかできないのは、損をする投資家の典型的なパターンです。相場を読みながらメリハリのある財布の出し入れができないと、いつか大損をしてしまうでしょう。そして財布の出し入れがうまくできない原因は、「買う」「売る」「休む」時期の判断基準を持っていないからです。

上昇トレンドで落ち着いて勝負をかける

高値も底値も、相場が動いているときには誰にも分かりません。後になってみないと分からないわけですから、できるだけ、上昇トレンドでの勝負をおすすめします。下降トレンドの中で無理に勝負をするよりも、上昇トレンドに転換してから勝負をかけるほうが落ち着いて考えられますし、迷うことなく判断ができます。

負けの法則(3)儲かったときの根拠がない

負けの法則(3) 儲かったときの根拠がない

株式投資は、運だけで儲けることもできますが、運だけではすぐに損もしてしまいます。そのため、初心者はビギナーズラックで勝手に舞い上がり、勘と度胸に頼り続けて大損をし、「株なんて儲からない」と手を引いていくのです。よくないのは儲かったときの明確な理由がないことです。なぜ売買したのかという根拠がなく、勘や期待だけで相場を張っていて勝ち続けられるほど株式投資は甘くありません。

相場とは上昇と下降を繰り返す波(トレンド)であり、常に違う様相を示すものです。その認識を持たずに、いつもと同じ勘と度胸だけの売買をしても安定して利益を上げることはできないのです。

事実、投資家の9割は負けている

投資家のレベルは、昔に比べて今のほうがはるかに上です。ツールの質や情報量が飛躍的に向上したからでしょう。それでも、投資家の9割は損をしているというのが実情です。簡単に始められるけど、1年後、2年後、ましては10年後も投資を続けられている人はほんの一握り。「この世界は甘くない、儲け続けている人は全体の1~2割」という印象です。

では、投資家の勝ち組と負け組を分けるポイントはどこにあるのでしょうか。長年にわたり、個人投資家を見てきた増田経済研究所の考えをお伝えしたいと思います。

感情を制する者は株を制す

株式投資は「心理が8割、技術が2割」

株式投資は「心理が8割、技術が2割」

息の長い投資家に共通しているのは、的確な損切りができること。負けている9割の投資家は損切りが下手です。誰だって負けを認めるのは嫌だし、「何とかなるだろう」という根拠のない明るい見通しにすがりたくなります。大きく下がっても「明日こそ」を繰り返し、株を持ち続けてしまいます。

株式投資は知識や技術よりも感情の持ちようが大切です。誰も最初は儲かるつもりで投資を始めますが、思惑が外れると途端に平常心も失われます。損が膨らむとさらに動揺し、判断力が鈍ります。分かっていても「明日は持ち直す」と自分に都合のいい判断を下し、損切りという決断を先延ばししてしまうのです。感情を制して損切りを行ない、堅実な株式投資を続けましょう。

株式投資はギャンブルではなくビジネス

投資をしていると毎回の売買で一喜一憂しがちですが、株式投資をギャンブルととらえるのではなく資産形成の手段、ビジネスとして考えましょう。年間の目標利益率を定め、利益がどれだけ目標に近づいたかで投資成果を判断してください。やり方次第では効率よく資産を増やせるのが株式投資です。

相場には波があり、買ったら下がる、売ったら上がるのが株。すべての取引で勝てる投資家はどこにもいません。勝率を気にするより、最初は損をするのは当たり前という意識を持ってトータルでの利益に目を向けましょう。たとえ1勝9敗でも、トータルで利益を出せれば投資としては「勝ち」なのです。

売買ルールを守り続けよう

負ける原因は「売買ルール」が機能していないこと

負ける原因は「売買ルール」が機能していないこと

負ける一番の原因は、「こうなったら売る」という明確なルールがないこと、あるいはそのルールを守り続けることができないことです。仕掛けた時点で損切りのラインを決める。売って手仕舞いしたら、もうその銘柄のことはずるずると考えない。次の売買銘柄でも、同じようにルールに則って取引する……ビジネスとしてドライに割り切ることが勝つためには重要です。

勘、期待、妬みなど、感情が邪魔をしてルールを守れず損切りができなくなったら、勝ち組投資家への道を断念したも同じ。感情に左右されて損をしても、自分のお金なので誰にも怒られませんが、結局一番困るのは自分です。「小さく負けるが勝ち」を基本としましょう。

負けない投資家になる3つの肝

優秀なディーラーほど、感情をコントロールして自分なりの投資法やルールのもとで毎日淡々と運用していると聞きます。迷いや欲、恐怖を断ち切るのは難しいですが、投資家として成熟した人ほど感情を抑制し、ルールに則って取引しています。

大きく負けなければ、次のチャンスは必ずあります。以下3つを肝に銘じて株式投資を実践していきましょう。

1.自分なりの売買ルールをしっかりと構築すること
2.感情に左右されず、ルールに則った取引を続けること
3.ためらうことなく、損切りができるようになること

株式投資を始めた当初は、欲や恐怖が勝って判断も鈍りがちです。最初から一攫千金をねらうのではなく、自分なりの負けない売買ルールを身につけた上で本格的に取り組むといった気持ちの余裕も必要です。資産を増やすのはそれからでも遅くはありません。

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