負けないためにはマネジメントが重要

お小遣い稼ぎをしたい、将来に備えて自己資金を増やしたい、勝負事が好きだから……株式投資を始める理由は人それぞれですが、「儲けたい」という欲求は皆同じ。しかし、その思いとは裏腹に株の世界は簡単には儲けさせてくれません。着実に資産形成を目指すためには、行き当たりばったりの売買取引ではなくマネジメントが大切です。

希望的観測ではなく明確な利益目標を

希望的観測ではなく明確な利益目標を

「いくら儲けたいんですか」と聞かれたら、多くの人は案外答えられないものです。「多ければ多いほどいい」「お遊びなので負けなければいい」「年間100万円儲かれば満足かな」などといったあいまいな答えを多く耳にします。

明確な利益目標を持たずに株式投資を行なっていても、目指すべきゴールや判断指標がなければ、「資産を増やす」という本来の目的は達成されません。

目標があれば資金管理もシビアになる

投資家として儲け続けられるかどうかを左右するのに、知識や技術、経験は大して関係ありません。重要なのは明確な目標があるかどうかです。目標が明確な投資家は損得に敏感であり、資金管理も厳格です。

目標設定は投資への集中力を高める特効薬

何となく儲かればいいという投資家と、年間目標利益率を30%や50%などと定めている投資家では、手法もマインドも異なりますし、投資への向き合い方も違ってきます。日々の相場の見つめ方も「目標を達成するには」という視点になり、買う時期や売る時期、休む時期も自然と見えるようになります。

目標を達成するための資産形成の手段として考えれば、何となく毎日売買すればいいわけではないことも分かってくるでしょう。

大損をしないことを第一に考えよう

大損をしないことを第一に考えよう

リスク管理が大切だというのは投資本でもよく言われる話ですが、多くの方は大損するまではそんなことを気にもかけません。しかし、株式投資で生き残っている数少ない勝ち組はリスク管理の大切さをよく知っています。

大損からの回復は至難の業

たとえば、3割の損失を出したらその後3割の利益を出しても、戻りません。100万円が70万円になったら43%の利益を出さないと元の100万円には戻りません(70万円×1.43倍=100.1万円)。100万円が50万円になったら50万円を元に戻すには100%の利益、つまり倍の利益を出さないと元手100万円の状態には戻りません。

50%の損を出すのは簡単ですが、元手を倍にするのはとても大変です。大きな損を出すと、その後の立て直しは非常に困難な道のりとなりますから、大損を出さないことを念頭にリスク管理をしましょう。素早い損切りで損を最小限に抑えることが、トータルで負けないための基本原則です。

まとめ勝ち組投資家に仲間入りしましょう

まとめ 勝ち組投資家に仲間入りしましょう

長く生き残っている勝ち組の投資家とは、自分なりのルールや投資スタイルを守り、年間を通して利益をあげている投資家です。派手にハイリスク・ハイリターン投資を期待している方にとって、息の長い投資家の手法は地味でおもしろくないものかもしれません。しかし実際に生き残っているのは、リスク管理を徹底しているたった1割の投資家たちなのです。

息の長い投資家の共通点 負ける投資家の共通点
  • 自分なりのルール、投資スタイルを持っている。
  • リスク管理を徹底し、日々、淡々と取引をしている。
  • 年間の目標利益が明確で、株式投資を資産形成の手段と考えている。
  • ビジネスとして年間の目標利益を設定しており、相場の悪いときは投入資金を絞る。
  • 株は損することも当たり前ととらえ、仕掛け時に目標株価やロスカット株価を決めている。
  • 損切りは着実に行ない、資金管理は厳格に行なう。
  • 「明日こそ」と思い続けて損切りができない。
  • 目の前の値動きに一喜一憂して、売り買いを繰り返す。
  • 売買の判断基準(根拠)を持たず、行き当たりばったりの勘と期待感で取引をする。
  • いくら儲けたいのかが見えていない(年間の目標利益設定がない)。
  • いつも同じ資金の投じ方をしている。
  • 相場を休むことをしない。
  • 株式投資が資産形成の手段ではなく、ギャンブルになってしまっている。

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